自宅サロン開業を決意したら、事前に
決めておきたいことがいくつかあります。
お金関係、サロンスペース確保、メニュー…
決めなければならないことは
山ほどありますが、
今回は、5選に絞ってお伝えいたします。
- 開業資金
- サロンスペース
- メニュー・価格
- 屋号・ロゴ
- 開業届
開業資金
開業資金については、技術講習料を
除いた金額で…
最低でも50万円くらいは必要とか
いろいろなご意見がありますが
私は様々な場面で、個人事業主として
はじめての自宅サロン開業は
10~12万円以内でおさめるべきと
ご提案しています。
言い方を変えるとその金額内で、
開業できます。
20年前に私自身が開業した時も
その金額で自宅サロンオープンできましたし
かえって現在の方が、施術ベットや備品は
安く購入できます。
施術ベット、セラピスト用椅子、
お客様用椅子、小さなテーブル
タオル等、施術商材も
はじめは最小限数に抑えて
開業前にかかる備品を含む
必要経費をなるべく10万円台に抑えて
利益が出てきたらいろいろな物を揃えて行けば良いのです。
もちろん はじめから潤沢な資金がある場合は
思いのままにお金を掛けて素敵にしてサロンオープンするのも
素晴らしいことだと思います。
サロンスペース
自宅サロンは、テナント料、家賃がかからず
コスト面でも素晴らしいビジネスモデルです。
その反面、サロンに使用するお部屋の確保は
結構大変なことかもしれません。
お玄関、お手洗い、洗面所
家族との共有スペースにお客様を
招き入れる際に様々な気遣いが必要です。
サロンにお越しいただいたお客様が
不快感を持たない様にできる限り
生活感を消し、癒しの空間を
確保することが大切です。
少なくともお客様が通る導線だけは
スッキリ清潔感のある空間に
しておきたいです。
どのくらいのスペースを
サロンの為に使うことができるのか
自分が、お客様になったつもりで
導線と、見える景色と、空間を
確認しておくことが大切です。
メニュー・価格
習得した技術によって、内容は変わりますが
メニュー数は少なめがオススメです。
松竹梅とよく表現されますが
3~4メニュー数が
お客様も選びやすい範囲です。
よく、小さなサロンは売上目標額から逆算して
メニュー価格を設定するべきと
言われていますが、
私は少々、違う意見を持っています。
技術経験の初心者の方が
はじめてサロン開業した場合、
サロン開業当初から
高額メニュー設定は、難しいです。
誰しも初めは初心者です。
いくら技術を完璧に修得しても
お客様に大満足でお帰りいただけるとは
限りません。
はじめての起業、はじめてのサロン開業は
お客様のお身体をお借りする
という謙虚な気持ちで
メニュー・価格設定することも
ひとつの方法だと思っています。
技術に自信が無いから
低価格にするのではなく、
今の自分に、自分自身で
値決めする!という意味です。
それは、やるべきではない!
と説いているコンサルタントさんが
多くいらっしゃることは承知しています。
しかしながら、現役でサロン運営と
サロンコンサルタントを両立している方は
私と同じ様な意見をお持ちの場面を
お見かけします。
サロンメニュー価格は、
自分自身と共に成長します。
開業当初は、比較的リーズナブルな価格でも
サロンオーナー自身が成長し技術力を上げ
自分自身のステージが上がると
現行価格では、もう出来ない…!
という段階に必ずなります。
自分自身の技術力に自信が付き、
堂々と値上げをできる様に必ずなります。
もちろん、値上げしたら
来なくなってしまうお客様も
一定人数いらっしゃいます。
「値上げ後の価格では、通えない…」と
申し訳ない気持ちもありますが、
自宅サロンはそうやって
バージョンアップし成長してゆくものだと思っています。
話が長くなってしまいましたが、
開業当初は、無理して、背伸びして
高額メニューにしなくても大丈夫です。
一度、低価格メニューでやってしまったら
後で値上げできなくなる!
というご意見もありますが、
大丈夫です!絶対にサロンの成長と共に
メニュー値上げはできます!
そして値上げしても、
お通い続けてくださるお客様は
必ずいらっしゃいます。
20年間、サロン運営の中で
実証してきた事実なので
机上の空論ではありません。
正しいメニュー値上げの方法を
淡々と行っていけば必ずできます!
屋号・ロゴ
サロン開業時の楽しみのひとつに
自分のサロンの命名があります。
いろいろな思いと期待と希望を持って
ご自分で納得できる
素敵な屋号を付けてください。
ひとつだけアドバイスさせていただくと
お客様に覚えていただきやすい
屋号が良いです。
せっかく熱き思いで命名しても
聞いたことがない言葉や、
聞きなじみのない外国語由来のネームだと…
なかなか覚えていだだけなくて…
挙句の果てに、○○(苗字)さんのサロン!
ていう…
名前になってしまいます…ので
そんなことに気を付けて~
素敵なサロン名を 付けてくださいね。
開業届
個人事業主で自宅サロンを始める場合
初めは売上も低いかもしれないから、
開業届出をしなくてもいいのでは?と
思われるかもしれませんが、
事業開始日の1か月以内に
開業届を提出することを
義務付けられています。
これは自宅の一室で開業していても
売上が少なくても提出する必要があります。
開業届を提出すると、ビジネスに対して
気合いが入るきっかけにもなりますし、
商材仕入れなどでも事業者用価格で
仕入れられる様になったり
税金面でも必要経費が認められたりと
メリットもありますので、
届出はきちんといたしましょう。